深夜1時、散歩をしてみた。

東京にいたころは、気が向いたときには真夜中でも散歩をしていた。
真夜中の街を30分ぐらいかけて、ゆっくり歩き回っていた。

道には街灯があり真夜中でも明るく、車通り多く歩いている人もいた。
だから深夜の散歩でも不安を感じることはなった。

今住んでいる長野県でも幹線道路まで出れば街灯はあるし深夜でも車も走っている。
でも歩行者はいない。

この付近には深夜徘徊をするという文化はないのだろう。
というより、そもそも深夜徘徊をする方が変なのかもしれないけど。

だからこの辺を夜中に歩き回ると不審者か幽霊だと思われそうで今まで避けていた。

それなのに、今日はなぜか外に出てみたくなった。
雨上がりで霧が出ていたから、それにつられて外出してみたくなったのだと思う。

信号のある交差点まで来ると、この一角だけはコンビニや街灯の光に照らされて明るい。

うっすらとかかっている霧が、信号や街灯の光を反射していて、ちょっと幻想的だと思った。
もっと霧が濃かったら、もっと幻想的だろう。
車を運転している人にとっては大迷惑だろうけど。

頭上には星が見えたので、この霧は地表近くだけの薄い霧だろう。
「放射霧は晴れ」というように、太陽が昇って暖かくなれば消えてしまうのだろう。

そんなことを考えながらの散歩だった。

(撮影地:長野県佐久市)