いつものように自転車でお出かけ。
あまり行くことのない、市の南側に行ってみた。

遠くに見える山は御座山だろうか。
その山の向こうは奥秩父の山塊につながっているのだろう。

自転車に乗っていたら中学生の集団とすれ違った。
ノートにメモを取っているところを見たので、校外学習をしているのだろうかと思う。
そういえば今日は平日だった。

中学生はしっかりと勉強をしている。
無職の私はぶらぶらと自転車で徘徊している。

私は心の中で呟いた。
中学生諸君よ、私のようなキモくて金のない無職のおっさんにはならない方が良いぞ。
仮にいまの性格が無職予備軍のようなものだったとしてもまだ大丈夫だ、性格は変えられる。
社会に順応して真っ当に生きられる人間になってくれ。

私のしていることは、自分自身では叶えられなかった「まともな社会人」という夢を彼らに託しているに過ぎない。
本来夢は自分自身で叶えるものであって、誰かに託したり押し付けるものではない。
そんなことは分かっている。

まともな社会人でいるためには社会の規律を守るための努力が必要だ。
私はその努力を続けることが苦痛で苦痛で仕方がなくて、社会人であることから逃げた。

今から何をしよう。
再就職するにしても、まともな社会人としてやっていくのは難しい。
かといって何かに特化した能力があるわけでもない。

今後のことを考えると、暗い気持ちになってしまう。
空はこんなに晴れわたり、周囲の景色は輝いて見えるのに。

(撮影地:長野県佐久市)